知識について

Web+DB PRESS vol.80 を読んでいる。

効率的に学ぶには

知識には「広い視野」と「深い理解」と「応用対象」の軸がある

  • 広い視野は「学ぶべき対象」を見つけるために必要
    • これが足りないと自分の知っているものに固執するようになる
  • 深い理解は学びの効率化と応用のために必要
    • 自分の都合にあわせて変更できる抽象的な知識を持てることが大事
    • 抽象度の高い知識を持つことで新しい知識を得る速度が上がる
    • これを伸ばすには手を動かした経験で得られる具体的な知識が必要(そうしないと応用できない)
  • 応用対象は成果を出すために必要
    • 前の2つでは知識はあっても成果が出ていない
    • 知識を具体的な問題に応用する(落としこむ)必要がある
    • ここに偏るとただのビジネスと密結合になるので注意

学びには「知識収集」と「抽象化」と「応用」フェーズがある

  • やる気をもとに知識を得るのが知識収集フェーズ
    • やる気は応用した結果(手を動かした結果)の成功体験と失敗体験から生まれる
      • 成功すれば成果と自信が、失敗すれば疑問が生まれる
    • 様々な問題から知識や情報の収集を行う
      • ここでいう「問題」にはやらされているもの(仕事で仕方なく)と自発的に興味をもって調べているものに分別されると思う
  • 知識からモデルを作るのが抽象化フェーズ
    • 自分の中でモデルが出来上がると未知の状況に応用できるようになる。新しい知識に対する理解速度も上がる
      • モデル=一般化かもしれないし、モデル=偏見or決めつけであったりするかも
  • モデルを応用して成果を出すのが応用フェーズ
    • 成功体験例「Ubuntuではファイル一覧をlsというコマンドで取得できる。Fedoraとかいう知らないOSでlsコマンドを実行してみたらできた」
    • 失敗体験例「Windowsではlsコマンドは動かない」
      • さらに調査した結果(知識収集)、dirコマンドを使うといいみたいだ
      • この場合「UbuntuFedoraLinuxというOSの種類」という「深い知識」があれば応用の成功確率が高まったかもしれない
    • 具体的な体験でモデルの正しさを検証することで、より正しいモデルへと育てるきっかけを作ることができる