読書

前回の島原の乱の本で、最後に新渡戸稲造の武士道の話(日本人は宗教の教義を学ばないのにどうやって道徳を学ぶというのか?というベルギー人)のくだりを見て知りたくなったので。たまには興味本位で本(マンガですが・・・)を読んでもいいじゃない。

まんがで人生が変わる!武士道

恥ずかしながら、新渡戸稲造の武士道については全く知らなかったので、素直に勉強になった。漫画だからと馬鹿にできない。むしろ難しい話をわかりやすい図で読みやすくしていると思えてくる。

特に、「義」と「勇」の話はいいと思った。「義」は一言では表せない正しい(と考える)こと、「勇」はそれを実行に移すことで、どちらも武士道の双璧をなすことという位置付け。何が正しいことなのかを考えるのが大事、ということ。どんな場合にも絶対にこれが正義ですという教義はないという考え方がいいと思った。現代社会では意見が0か1かのような二極化してしまっている社会の風潮があるが、私はそれが割と嫌い(自分だけ安全地帯にいて一部分だけを切り取って叩くというのはもっと嫌い)なのでことさら潜在的に響いたのかもしれない。

ノブレス・オブリージュはたまに使いたくなる日本語。どこかで使えないかなー。